【ゲーム予告】『All Walls Must Fall』:冷戦の終わらなかった未来で、核攻撃を防ぐため時をループする


All Walls Must Fall - Kickstarter Trailer

 『All Walls Must Fall』(「すべての壁は必ず崩れ落ちる」)は、冷戦の終わらなかった2089年のベルリンを舞台とする「テック・ノワール・タクティクス・ゲーム」(Tech-Noir Tactics game)。現在Kickstarterにてクラウドファンディング・キャンペーンを実施中。
 開発元はベルリンに拠点を置くinbetweengames。キャンセルされた『Dead Island 2』の開発に携わっていた元YAGERの3人のクリエイターに、フリーランスとしてやはり『Dead Island 2』に参加していたオーディオ・デザイナーがフリーランス身分で加わった4人のインディー・チームである。メンバーのうち2人は、YAGERの代表作として名高い『Spec Ops: The Line』にも携わっていたそうだ。

 「テック・ノワール・タクティクス」という肩書きは、「ポーズ可能なリアルタイムのアクション・システムを用いたアイソメトリックのタクティクス・ゲーム」とも言い換えられており、「私たちはこのゲームを、『Syndicate』の風味をたっぷりとふりかけた『X-COM』ミーツ『Braid』だと考えています。しかし、最初のインスピレーションの一つは実のところ『Rez』でした」とも述べられている。他にも『The Banner Saga』『SUPERHOT』『Crypt of the Necrodancer』という最近のインディー・タイトルがインスピレーションとして挙げられており、ビートに合わせて小刻みにステルス、ハッキング、戦闘といった決定を下していく緊張感のあるゲームプレイが予告映像で提示されている。

 あらすじ:

冷戦は終わらなかった。150年の間、東西双方が互いの動きに対する監視と反撃とに時間操作技術を用いてきた。そして今、その不安定な情勢は限界点へと向かいつつある。何者かによる核攻撃が世界を混乱に陥れようとしているのだ。東西両側は先を争うようにエージェントたちを過去へと送り込んだ。誰が核攻撃の背後にいるのか、そしてそれをどのように未然に防げるのかを突き止めるためである。彼らが失敗すれば、全世界は永久に灰と化すことになる。

 プレイヤーの役割はこのタイムトラベルするエージェントそのものではなく、ループし続ける時間の中に囚われているエージェントに指示を与える「時間操作係」(time jockey)として言及されており、どうやら、ベルリンの壁がとっくに撤去され、ゲーム世界の出来事が一切起きていないこの2017年の世界にいるプレイヤーの存在をタイム・パラドックスに絡めて作品設定に織り込むメタ的なしかけが用意されているようだ。

 公式ブログによると、2016年4月から開発を始動していたが、儲けを期待するにはニッチでハードコアでオールド・スクールで政治的過ぎる、という反応を示すパブリッシャーたちへの売り込みに見切りをつけ、一味違うゲームを求める人々に直接クラウドファンディングを呼びかけることを決めたのだという。キャンペーンは4月20日まで。13ユーロ以上の出資でSteamの早期アクセス権、18ユーロ以上の出資でitch.ioでのクローズド・アルファ/クローズド・ベータへのアクセスが報酬として約束される。

(2017/03/30最終更新)

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