ジェイソン・ステイサムが誰かにパンチを繰り出すまでの時間を調査するサイト

 “俳優ジェイソン・ステイサム(Jason Statham)は、その出演作において遅かれ早かれ誰かを殴る。” そんな仮説のもと、「ステイサム・パンチまでの時間」(Time to Statham Punch = TTSP)を調査するサイト、Time to Statham Punch が立ち上げられた。作者は、プログラマーのマシュー・ハウイー(Matthew Haughey)氏。BoingBoingの記事から発見。

Zoë Quinn と Chuck Tingle によるゲーム“Project Tingler”

Vice Gaming Meets Zoë Quinn

 Vice のビデオで、インディー・ゲーム・クリエイターのゾーイ・クイン(Zoë Quinn)が、制作中のゲームについて語った。ゲイ・ポルノ作家チャック・ティングル(Chuck Tingle)とのコラボレーションによるフル・モーション・ビデオ(FMV)の恋愛シミュレーション・ゲームである(“Project Tingler”と仮称されている)。

【映画予告】『Do Not Resist』

“今やメキシコで警察の軍事化に不満を言うものなどいない。分かるか? そう遠くない将来、お前たちは正当化されるのだ。”

【映画予告】『Girl Asleep』

 オーストラリアの青春映画『Girl Asleep』(2015)のアメリカ向け予告編。

 「『ナポレオン・ダイナマイト』と『かいじゅうたちのいるところ』をウェス・アンダーソンが混ぜたような作品」との Variety 誌の評がうなづける。監督ローズマリー・マイヤーズ(Rosemary Myers)は、これがデビュー作の模様。The Mary Sue の記事から発見。

 主人公は、15歳になろうとしている目立たない女の子グレタ。両親が彼女の誕生日に学校中を招待するサプライズ・パーティーを勝手に打ち上げたことで、彼女の心地よい閉じた世界が崩壊の危機にさらされ、グレタはおかしなパラレル・ワールドに迷い込みながら自分探しをしていく、といったストーリーのようだ。

【アーティスト紹介】Moscow Youth Cult

 紹介といっても、アルバムとミニアルバムをデジタル購入しただけで、なにかとりたてて知識があるわけではないのだが、無名のままにしておくには惜しい音楽アーティスト Moscow Youth Cult(以下、MYC)をミュージック・ビデオとともに紹介。


Survivasm

【ゲームレビュー】『NORTH』

作品名:NORTH
開発元:Outlands
パブリッシャー:Sometimes You
リリース:2016年
PC(Steamにて購入

“この土地の人たちは、『南』から来る人間はみんなテロリストだとでも思い込んでいるらしい。”

R指定のCGアニメ『Sausage Party』が面白そう・・・なのだが

 日本での配給は依然未定のようだが、セス・ローゲン脚本・制作・主演のR指定のCGアニメーション映画『ソーセージ・パーティー』(原題)が、すこぶる面白そう。

 「人間に調理され食べられてしまう」という真実を知ってしまった食料品たちの騒動を描くコメディだが、レビューを読むと、これがなかなか奥が深そうなのだ。

【海外記事紹介】「ハリウッドはメソッド・アクティングをすっかりダメなものにしてしまった」(The Atlantic)

Angelica Jade Bastién, "Hollywood Has Ruined Method Acting"(The Atlantic, 2016/08/11)

 DCコミックスの映画化『スーサイド・スクワッド』は批評家から酷評されているが、なかでも、ジョーカーを演じたジャレッド・レトの撮影期間中の奇矯なふるまいの逸話(共演者たちに使用済みコンドーム、ブタの死体、生きたネズミといったものを送り付けた、などなど)は、実際の演技結果ともども、困惑の種となっている。

 記事は、レトの事例は、「メソッド・アクティング」として語られてきたテクニックがいまや、演技そのものよりもエゴとマーケティングにまつわるものへとなり果ててしまっていることを再確認させた、と指摘。
 また、増量・減量・日常でのなりきり、といった苦痛に焦点をあてた今日流の「メソッド・アクティング」理解が、ジェンダー的に色付けされた「男らしさ」(masculinity)の観念に深く根差したものであり、視線を求める男たちのマゾヒスティックな逸話の数々の一方で、優れたメソッド・アクターである女優たちに対してふさわしい評価が与えられてこなかった、とも論じている。

【海外記事紹介】「4つのツイートでわかる、『No Man's Sky』最大のテーマ上の問題点」(Polygon)

Ben Kuchera, "No Man's Sky's biggest thematic problem, explained in four tweets" (Polygon, 2016/08/11)

 アルゴリズムに従って生成された1800京もの惑星を探索できる(≒一生かかってもできない)ことで話題の新作ゲーム『No Man's Sky』(PS4 / PC)。その「居心地の悪いサブテクスト」について、ゲーム『Spec Ops: The Line』の脚本家ウォルト・ウィリアムズのツイートを紹介するかたちで論じた記事。
 ウィリアムズは、『No Man's Sky』はその美しさにもかかわらず、荒涼とした拡張主義的なメカニクスによって蝕まれている、として、次のように指摘する。

「これは、エイリアンの視点からの『インディペンデンス・デイ』なのだ。イナゴの大群のように星から星へ渡っては、あらゆる資源を食い尽くし、次の星へと移る。〔・・・〕わたしたちは、数限りない星々と生命種とを創り出すことはできるが、それらとなすべき新たなことを想像することができないのだ。」

【海外記事紹介】「相模原の19人を記憶する」(Pacific Standard)

David Perry, "Remembering the Sagamihara 19" (Pacific Standard, 2016/08/09)

 19人が殺害された7月の相模原市の障害者施設での殺傷事件。記事は、英語メディアでの報道が限られたものであったことを指摘したうえで、遺族の意向を受けたものとはいえ、〈被害者の氏名を公表しない〉という警察の決定が、事件と被害者の忘却に手を貸してしまっているのではないか、との危惧を、日本の障害者の権利運動に携わる人々の声を交えて論じている。
 なお記事では言及されていないが、著者ペリー氏は自身、ダウン症の子を持つ。

殺害は、明確に障害者の地表からの抹消を開始する企てとしてなされた。被害者たちのストーリーについての今なお継続中の沈黙は、この抹消に貢献しているのではないか?〔・・・〕犯人は、彼が「世に何ら貢献するところがない」「いなくなっても惜しまれない」と考えた人々を被害者に選んだ。相模原の19人の死に対する我々の沈黙によって、彼が正しかったと証明されることがあってはならない。