【ゲーム予告】『BLAZING LEGION: IGNITION』:往年のOVA的メカ・シューター

BLAZING LEGION: IGNITION [REVEAL TRAILER]

 2018年発売予定のインディー・ゲーム『Blazing Legion: Ignition』予告。エリート部隊を寝返って反乱軍に加わった女性パイロットを主人公に、巨大メカを駆って内戦を闘う、物語重視の一人称視点シューター。80~90年代のロボット・アニメを思わせる美学と、主人公の内面的葛藤を軸にした物語に力点が置かれている。開発元は、Virtuoso Neomedia Enterprises。PC Gamer の記事より発見。

 プレスキットの紹介文より:

『Blazing Legion: Ignition』は、メカと、あなたがそうであるべきものになることの帰結とをめぐる、内省的な、キャラクター重視の、タクティカル一人称視点弾幕シューターです。血なまぐさい包囲戦のなかで最優秀の元軍パイロット・ヴァナの活躍を追うことで、プレイヤーは、ヴァナの形成途上にある記憶を追体験しながら、ラディカルな民衆運動の始まりにおいて重要な役割を演じることとなります。

 プロデューサー/リード・デベロッパーのイーサン・レッド(Ethan Redd)のインタビューより(PC Gamer)

アクション・ジャンルがロックンロールなら、『Blazing Legion』はブラック・メタルさ。僕は「『トップ・ガン』ミーツ『ガンダム』」という言い方も愛情を込めて使っているよ。


物語の、そしてゲーム全体の核にあるのは、両極的なものの均衡という考えなんだ。ミサイルのサーカスと巨大建築物やなにやらがあり、そして、ハンガーで煙草を咥えながら内省的に歩く静かな場面、あるいは、決死の作戦を前にバスルームの鏡の前で気を落ち着かせている瞬間を垣間見る場面がある。最良のアクションは、真正な感情と、心底からの一身に迫る危険に基礎を持つのであって、僕は、その現実の感覚を、ファンタジーの状況と空間に持ち込もうと努力している。

メタ・レベルにおいても、僕は、「野郎どもが野郎めいたことを野郎ども相手にやっている、野郎のためのゲーム」("dude game about dudes doing dude things with dudes")を作ろうとはしていない。僕は、全般としてメディアは、女性や白人以外の人々を描くことについてもっと良い仕事ができるはずだと思っている。ヴァナを通じて、僕はそのことに自分のベストを尽くそうとしている。彼女はいかなる意味でも囚われの乙女(damsel-in-distress)ではないし、理想化された女性像(Mary Sue)でもなければ、魂のない「強い女」でもない。彼女は有能であると同時にどこか傷のある人物で、手荒い仕打ちを受けながらも、なお役目を果たすことを求められている人物なんだ。

 予告を見ての私の率直な感想は、「おもしろそうだけど、目が疲れそう」というものだったが、同じインタビューによると、開発元はその件について法的責任は負わないそうだ。

なんともまばゆい色彩です。このゲームは私の目を傷つけるでしょうか? 私はもう若くないんですよ、イーサン。

法務部からのお達しで、次のように通告するようにと言われている。Virtuoso Neomedia は我々の Raddical™ 美学を誇りに思っており、網膜の炎症、顔面の溶解、その他いかなるおぞましい損傷について一切責任を負いません、とね。

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