開発者によるゲーム紹介からの抜粋:
『Broken Reality』は、3D空間として想像し直されたワールド・ワイド・ウェブを舞台とするシングル・プレイヤー用一人称アドベンチャー・ゲームです。そこであなたは、それぞれ異なるゲームプレイ・メカニクスを伴う各種のウェブサイト(ブログ、チャット・ルーム、ソーシャル・メディア・・・などなど)を象徴する、繋がり合ったレベルのネットワークを探索します。あなたは、レベル間を自由に行き来して、味わいあるツールを駆使することによって新たなエリアをアンロックしていくことができます。
プレイヤーに任される自由な探索と、条件を満たすことによって発見できる複数のエンディング、といった作りになるという。さいわい、手当たり次第「いいね!」を集め続ける現実追体験ゲーム、というわけではないようだ(それもそれで、風刺としてはおもしろそうだが・・・)。
「80年代の音楽・ヴィジュアル・スタイルの追憶と、90年代初期のコンピューター・グラフィックス」に影響された雰囲気重視のゲーム、とのことだが、いかにも安っぽく作られた“サイケデリック”感といかがわしい漢字やカタカナの使用、といった予告映像を見て真っ先に思い浮かべるのは、いわゆるヴェイパーウェイヴ(vaporwave)の音楽とミュージック・ビデオだろう。
詳しくないジャンルなので、私には有名無名の別も分からないのだが、実際、マクロスMACROSS 82-99、NxxxxxS、といったヴェイパーウェイブ系アーティストとのコラボレーションが予定されている、という。
あるいは、やって来なかったサイバースペース、という意味では、ちょっとだけ映画『JM』(Johnny Mnemonic, 1995)を思い出したりもする。電子イルカも泳いでるし。嘘でいいから、「VR対応」と謳うべきではなかろうか?
『Broken Reality』は、現在Kickstarterにて出資者を募っている。
(ソース:Kotaku)